2020年01月07日

車椅子はどうしたらいい?どんな車椅子があるの?ナニナンナン?

車椅子

こんにちは♪

ナニナンナン:車椅子ってどんなのを選べばいいの?

福祉用具専門相談員:使う人、介護者にも合った物を選びましょう。

よくある会話です。



●種類について

症状・体型に合わせて種類も変わっていきます。

なので先を見越すのではなく今に合った車椅子を選ばないと今が使いづらくなってしまいます。

安いからとか、車椅子があれば解決するとかはあまりないです。

合っている車椅子を選びましょう。


安い種類から並べてみましょう。

標準型→多機能型→モジュール多機能型→リクライニング・チルト型→電動型→(レンタルできないけどオーダーメイド型)

機種選びは購入も一部参考にはできますがレンタルで考えていきます。

というのはレンタルのいい所がでるのが車椅子だからです。

症状が変われば返して症状に合った物をまたレンタルしたらいいんです。

選ぶ基準も全部あてはまるとも思いませんが福祉用具専門相談員はこんな風に考えていくと思います。


〇標準型:足の筋力低下や歩くことができない。歩けても疲れてしまった時に回復ができるか分からない。

普段は寝たきりに近いが少しでも離床(ベッドにずっと寝ていたくない)したい、などなど。

認知度もクリアかクリアに近い方が多いと思います。

一時的でも立てる人で自分で乗り降りができる人が使う車椅子で比較的安い、軽い、コンパクトに使えるのが特徴です。


〇多機能型:肘置きの跳ね上げなどで座面からの横移動ができる。

足置きが横にくるっと回って足置きが邪魔しなくなる。乗り降りに対して機能を増やした機種です。

最初に載せている画像が多機能型の自走式です。

よく見ると分かると思いますが自走式だと肘置きを跳ね上げてもタイヤが邪魔して横に移乗しにくい事もあります。

乗り降りに介助者が必要で一人で立てない方がよく使う車椅子です。


例えば下半身麻痺の方が標準型を使ってしまうと乗り降りできないが多機能型なら可能、とかもあります。

介助者が上手く移乗できる場合は標準型でもいいかもしれません。

沢山訓練したら一人で乗り降りできる可能性のある車椅子でもあります。

多機能型は認知度にあまり関係がなくなってきます。クリアな方も重度の方も使う事があります。

以降も同じですが認知度が重度になればどうしても介助者が必要になってきます。

標準型に比べ値段も高くなり、重くなります。同じモデルであればコンパクトさはあまり変わらないと思います。

このあたりのレンタルは先程の同条件だと月額550円~くらいになります。


〇モジュール型:モジュールとは座面の幅や高さを調整できるタイプになります。

調整できると言っても使う人が乗ってる状態では調整できませんし、しょっちゅう調整するものでもありません。

体型が合わない場合に使われます。

例えば非常に体が細いけど足が長い。横幅が大きいが足が地面に付かない、など。

モジュールは肘置きの高さが変えれるのも多いです。また足置きの高さが変えれたりもします。

この車椅子は症状の変化もありますが体型に合わせる機能です。

なので認知度は特に関係ないです。

モジュール型は値段がまちまちになります。機能が多い物もあれば少ない物もあるためです。

重量は重くなります。


〇リクライニング・チルト型:リクライニング機能、チルト機能または両方の機能がある車椅子です。

その為に介助ブレーキ(背中の後ろのハンドルにあるブレーキレバー)の近くに別の色のレバーがあります。

リクライニング機能は座面はそのままで背中の面が後ろに倒れる機能です。

エレベーティングと言う足置きを前方にできるオプションを付けると寝ている状態に近い姿勢もできます。

チルト機能は背中と座面の角度は同じまま後ろに倒れる機能です。

座位(座っている姿勢)ができない方は少しチルトしておくと前ずれもなく車椅子に座っていられる事ができます。

乗り降りは介助者が行います。なので多機能型にある機能は一通りあります。

認知度は関係なく全身麻痺の方など歩けない方を移動するのに使います。

重量は非常に重く、多くの物は20Kg以上になると思います。車に乗せるには貨物などの広い場所が必要です。

構造上使う人が前後に長くなる乗り方になるので小回りは期待できませんが、そこはメーカーの技術の見せどころです。

レンタル価格は上と同条件で800円~1000円超えもあります。

購入では20万円前後~です。


〇電動型:全ての型で電動があります。しかしリクライニングチルトなどの受注生産の物もあるのでレンタルは少数です。

テレビなどで有名なWillなどもこれになります。

外でたまに見る電動カートも電動型車椅子になります。

速度設定ができたり坂道などで警告してくれたりと色々考えて作られています。

ですが過信は禁物で速い速度でのカーブによる転倒や、車椅子は転倒しなくても使う人が振り落とされる事もあります。

わき見運転による転落も起きていますし、介助者が引かれる事故もあります。

福祉用具専門相談員が可否を判断するのに充電ができるか?を考えます。

バッテリーが切れる前に帰宅し充電し安全に配慮して使えるのが前提です。

認知度に不安のある方に単独でレンタルするのは危険です。

重量は30Kg前後以上でバッテリーも大きいです。電動カートになると100Kgほどになります。

小回りは効かないものが多いです。

最近は車椅子タイプで折り畳みができるモノも出てきていますが走行距離は短めです。

レンタル利用料は1000円~3000円前後までと高額です。

購入となると30万円~となりオプションも豊富なのもあります。


このようにたくさんの機能にたくさんの種類があります。

一番大事なのは使う人(ご利用者様)にフィットしているか?です。

その上で使う用途や場所、症状に合うか?によってタイプを合わせていき、

付属品を組み合わせたりしてマッチングしていきます。

車椅子そのものの調整幅の理解も重要です。

その他選んだ車椅子に柄や色があればご利用者様のより好むバリエーションを提案します。
意外に自分はこれを大切にしていたりします。


長々と書きましたが車椅子1つ選ぶだけでもこれだけあります。
是非ご利用をお考えでしたら相談して下さい。

ここまで読んで頂きありがとうございます。
文才がないうえ乱文失礼しました。
正直ここまで長いと後悔してますよね?
また懲りずに読んで頂けると嬉しいです。  


Posted by ナニナンナン at 21:41 │コメントをする・見る(0)車椅子福祉用具 販売